注目される中古住宅とホームインスペクション

先日、関西でのローカル番組ですが、毎日放送の「ちちんぷいぷい」という番組でアネストの中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)を取り上げて頂きました。

私自身が中古住宅とホームインスペクション(住宅診断)に関してインタビュー形式でお話させて頂き、さらに実際にアネストでホームインスペクション(住宅診断)をする現場にカメラが入って、診断の様子を撮影したものを放送して頂いています。

この番組では、中古住宅の購入に注目が集まっており、国交省もこれを後押ししているという内容をお伝えするもので、その関連でアネストのホームインスペクション(住宅診断)が取り上げられたものです。

最近、新聞やテレビ、雑誌などでも確実に取り上げられることが多くなった「中古住宅の購入」ですが、実際に中古住宅の市場が拡大しているかというと少し微妙なところがあります。

住宅購入ポータルサイト「住まいの殿堂」で、「中古物件の流通量の増加と中古を買う時代へ本格突入」という記事を書きましたが、実は世間で言われているほど中古住宅の流通量は増えていません。中古住宅の購入が相当に増えているといった印象をお持ちの人がいれば少し間違っているかもしれません。

ただ、少子化の影響が住宅業界にはっきりと出ており、住宅の売買・建築件数が減少していまして、新築住宅の着工数が減少傾向になっているのは事実です。新築が減っているが中古が減っていないということは、全体に占める中古住宅の流通量の占める割合が増えているということが言えます。

そのために不動産業界内にいれば、実感としては中古住宅の流通が増えているように感じられます。

アネストで実施する中古住宅のホームインスペクション(住宅診断)は年々、明確に増加してきており、今年も去年よりハイペースで利用されています。このことは、中古住宅を買う人に占めるホームインスペクション(住宅診断)の利用率の増加を示していると言えます。

中古住宅の売買の際に、不動産業者が買主や売主に対してホームインスペクション(住宅診断)を利用するかどうか確認することが義務化されるという報道がありますが、これが現実になれば売主も買主もホームインスペクション(住宅診断)を今よりも明確に認知することとなり、利用はさらに広がる可能性が高いです。

アネストもこの業界、市場の動きにしっかりと対応していくために体制作りを進めています。

執筆:荒井康矩(ホームインスペクションのアネスト