新築一戸建て住宅を対象としたホームインスペクションの紹介です。新築向けインスペクションの概要・依頼する人・対象物件・調査内容・料金(費用)・申し込みから調査までの流れなどを紹介しています。ここでは、一般的なインスペクションの基礎知識に加えて、この業界で経験・実績が豊富なアネストのインスペクション・サービスについて紹介しています。
新築一戸建て向けホームインスペクションとは?
新築一戸建て住宅を対象としたホームインスペクションとは、第三者の立場の専門家が新築工事の施工品質をチェックするサービスで、建物の施工不具合の有無を確認することができます。住宅診断や住宅検査、建物検査などと呼ばれることもあります。
利用するタイミングに応じた利用価値がある
このホームインスペクションを利用するタイミングに応じて、以下のことに活用することができます。
購入前に利用した場合
その物件を購入するかどうか最終判断をするための判断材料の1つに活用することができます。
売買契約後・引渡し前に利用した場合
引渡し前に補修してもらうべきことを把握して、補修要求することに活用することができます。
建築工事の途中に利用した場合
インスペクションで見つけた施工不具合について、都度、補修要求することに活用することができます。
ホームインスペクター
ホームインスペクションを行う専門家のことをホームインスペクターや住宅検査員、住宅診断士などと言いますが、多くの場合、建築士の資格を持っている人が行っています。アネストでは、建築士のなかでも一級建築士のみが実際の診断業務を担当しています。
依頼する人はこんな人
新築住宅を購入するときにホームインスペクションを依頼する人は以下のような方です。
- 購入する前(売買契約前)の方
- 売買契約後の方
- 建築工事請負契約後の方
- 建物の施工不良がないか心配な方
- 購入後の建築トラブルを避けたい方
対象物件の要件
新築一戸建て住宅でホームインスペクションを依頼する対象物件の要件は以下のとおりです。
- これから建築する一戸建て
- 建築工事途中の物件
- 建物完成後・売買契約前
- 建物完成後・契約後・引渡し前
建物完成後、1年以内で、且つ誰も使用したことがない住宅が、新築住宅です。1年以上経過した建物や、1年未満でも誰かが使用したことがある住宅は中古住宅に分類されます。
調査内容
新築一戸建て住宅向けホームインスペクションで調査する内容の紹介です。
完成物件
完成物件における調査内容は以下のとおりです。
- 建物外部:基礎、外壁、軒裏、屋根(屋上)、雨樋などの建物本体の付属物
- 建物内部:床・壁・天井、建具(扉・引き戸・サッシ)、水回り設備(キッチン・トイレ・洗面台・浴室など)
- 床下:基礎、床組み(土台・大引き・構造金物)、配管、断熱材
- 屋根裏:小屋組み(梁・柱・構造金物)、野地板、断熱材
- 外構:カーポート、塀・フェンス、犬走りなど
着工前・建築途中の物件
建築途中は、どの工程でインスペクションを実施するかによって、調査対象となる内容が異なります。一般的に候補となる工程は以下のとおりです。
- 基礎配筋検査
- 基礎立上りの配筋・アンカーボルト等の検査(型枠検査)
- 基礎コンクリート打設時の検査
- 基礎コンクリートの仕上がりまたは土台設置時の検査
- 構造金物検査
- 防水検査(屋根・外壁)
- 断熱検査(外壁)※状況次第で床下・屋根裏も対象とする
- 竣工検査
料金(費用)
新築一戸建て住宅向けホームインスペクションの料金の紹介です。
完成物件(床下・屋根裏を除く) | 55,000~60,500円 |
完成物件(床下・屋根裏を含む) | 99,000~121,000円 |
詳細報告書(写真付き) | 8,800円 |
建築工事中 | 55,000~66,000円 |
- 建築工事中のインスペクションは、検査回数分の料金となります。
- 対象物件の規模(大きさ)、所在地などの条件次第で加算が生じることがあります。
問い合わせから申し込み、調査までの流れ
- お問い合わせ
- インスペクション業者のHPからお問合せください。
- ご提案・お見積り
- 質問への回答やお見積りを提案する。
- お申込み(正式依頼)
- インスペクション業者のHPから依頼する。
- 必要書類の提出
- 図面等の必要書類を提出する。
- 現地診断
- 対象物件の現地で診断を行う。
- 報告書の受け取りとお支払い
- 調査報告をメール等で受け取り、インスペクション料金を支払う。